◆ 原案・シナリオ担当 飯塚アキラ

2012年12月下旬の某ファミレス。

飯塚「なんか……エイプリル企画、やりたいですね」
紅原「いいですね。やりたいです」
飯塚「やります?」
紅原「やりましょうか」

という突拍子のない話によって出来上がったのが、この企画です。
テーマは「嘘、桜の木の下には死体がある、4月1日、現代話」とかでした。

プロット案はこの会話一度でほぼ決まり、てきとーに一日で台本作ってそれを削ってこうなりました。

ジャンルとしてはミステリーですかね。普段ファンタジーでばったんどったんしている身としては、
新感覚ドラマ的なノリで書いてました。雰囲気的に、手拍子しながら聞くと怖くない曲で有名なオムニバスドラマの最初の話、みたいな。

とりあえずオチとしては
「噂を頼りに街をさまよっていた主人公は、最後に秘密を知り……その後の答えを知っているのは、友達である“僕”だけである」
という感じなんですが、つまりオチらしい落ちを全く考えていない物です。

0401用だからそんなに深く考えなくていいかなー、みたいな結果なんですが、
世の中には知らなくてもいい秘密があっても興味深いと思うのですよ。ホラーは苦手だが。

個人的に今回の目標は「長く書かない謎めいた話」というわけだったんですが、初校の時点で台詞数50ぐらいで
全くCMとは言い難い台本でした。最終的に33まで削ったぞー。
以下、今回の登場人物のなんとなーくな詳細。謎めいた話、という制約も相まってか、最後の最後まで実はそこまで練っていなかったりします。
書きながら思いつき。

キャラクター設定はコチラ



◆ 原案・統括・編集担当 紅原ユウ子

統括やら編集やら何やらを地味にさせていただきました、紅原ユウ子です。
主人公「ボク」が巡る、噂ばかりの街・四月一日町での物語、『虚誕妄説』はいかがでしたでしょうか?
まあURLから設定まで明らかエイプリルフール狙い丸出しなのですが。

ですが、ある程度の原案設定は私も携わらせていただきましたが、こんなに素敵なお話になったのは
他でもない脚本担当の飯塚さんのおかげです!
また、イラスト担当にみよさんをお迎えして、美麗で可愛いイラストにもだもだしつつ、
キャストの皆さんの素敵な音声にニヤニヤしつつ、完成に至るまでの間、本当に楽しかったです。

もうなんというか、みよさんはサイトやストーリーの雰囲気に合うイラストを描いて下さり、
キャストの皆さんも、雰囲気を見事に掴んで演じてくださったので、CMのみなのが勿体無いくらい、
とっても良い作品になったんじゃないかなあと思っています。

あ、もし、本編が本当に聞きたい人は飯塚さんにお願いしてみてください。実現するか分かりませんが(笑)

P.S.  CM台本が元々50セリフあったのを却下して、33まで容赦なく削らせたのは他でもない私です。


以上、当企画にお付き合い頂いたスタッフの皆様・視聴者の皆様、
ここまでお読み頂きありがとうございました。

飯塚アキラ・紅原ユウ子両名から、心より御礼申し上げます。

2013/04/02