◆ ボク
・主人公。14歳(厨二病全開の時期ですね)の女子。

当初、男女どっちにしようかーとなったのですが
「両方欲しいからボク娘がいいです!」とか言い出したのは私、飯塚です。

そのまま、何故ボクなんて一人称なのか、という理由に「今はいない兄弟の真似をしている」
とかいうのを思いつきで付属していって、最終的には「男が欲しい家系の元に生まれた女の子。

幼少期から母は自分が男でないことを嘆いて無視しており、見られるために必死に男っぽくやっていくうちに、
ふと、街の噂で桜の木に御願いをすると願いを叶えてくれる、と聞いて弟が欲しいとかお願いした結果、
催眠術のように自分には弟がいる、とか妄想し、それに囚われる」という凝ってるようで凝ってない感じになりました。

名前は、個人的に四月一日 桜(ワタヌキ サクラ)とかすると、いかにもオチがつくと思うのですが如何でしょうか。
ちなみに四月一日というと、もう某漫画の主人公しか出てこない。


◆ オキツネ
・神社の神主。20代後半の男性。

噂話の設定を早い段階から決めたので、その際の「キツネが神主に化けて〜」
という設定から「オ」を付けて「オキツネ」としました。ひねりなんぞないぜ!!

飄々としていて食えない感じをイメージしました。きっと腹黒いんだよ。
実際問題、狐が化けているのかどうなのか、と言えば、それは見た人の心にお任せします、という返答で。た、多分、人間。

ところで本名はどうなのか、という点について、御狐次郎(オキツネ ジロウ)という案があるのですが、
雰囲気を盛大にぶち壊す良い名前だと思ってます。

そう、つまり一郎は桜の木の下に埋められて!……いたりいなかったり。真相は闇の中。


◆ 担任
・主人公である「ボク」の元クラス担任。20代後半の女性。

台詞がほとんどない人なのでそこまで詳細は決めてなかったのですが、とりあえず

「主人公は弟のクラス担任だと思っているが、実際は主人公である"ボク"の元担任。
家庭環境の問題で主人公の言動が"ちょっと変わっている"ことを知っている」という感じでした。

ぱっと思いついたのが教育ママならぬ性格きつそうだけど生徒にはそれなりに甘い顔を見せる教師。絶対に独身だ、という自信あり。
名前は少し悩んで、黒沢白子(クロサワ シラコ)とか。白黒つけようぜ、ということで、最初は白井黒子、
とか出てきたんですがどー頑張っても某禁書のキャラしか浮かばなかったので逆の発想転換。


◆ 友達
・主人公の友達。14歳の男子。

主人公に現実を突き付け、実は別視点を持つ存在、ということで登場した子です。
最初に思いついたセリフを別の立場から言う人物が欲しいなーといったことがきっかけです。

主人公とは付き合いが長く、彼女の特殊な環境を理解し、助けようとは思いつつも、
どうしたらいいか分からなくて苦悩した結果、傍観を貫いていたのですが、
主人公がついに弟を探し出すとか不思議なことを言い出したので、

「ここは真実を自分がいってやるしかない!」

とか意気込んだら……まぁ、どうなったのかは不明ですよ、というオチ。きっと例によって片思いしてたんだろうなーとか。

名前は主人公と対になるもので、十二月晦 岩城(シワスダ イワキ)とか。
桜の対義語が岩らしいのですが、岩城ってなんか苗字っぽいけどまぁほら、呼びやすそうだからいいじゃないか、というダメな人の言い訳。